No.12新着 保護率の長期推移(1956〜2024年度):1995年度の7.0‰が底、2013〜2015年度の17.0‰が山
保護率(人口千人あたりの受給者)は1956年度19.7‰から下がり、1995年度に7.0‰で底を打った。その後上がって2013〜15年度に17.0‰、2024年度は16.2‰。
本文と出典
【要点】
・人口千人あたりの受給者数(保護率)は、1956年度の19.7‰から長く下がり続け、1995年度に7.0‰(約88万人)で最も低くなった。
・1990年代後半から上がり、2008年の世界金融危機のあとに急増。2013〜2015年度に17.0‰で最も高くなった。受給者数の最多は2014年度の2,165,895人。
・その後はゆるやかに下がり、2024年度は16.2‰(2,008,061人)。コロナ禍の2020〜2021年度も大きくは増えていない。
【数字・中身】
保護率(人口千対・‰)と被保護実人員(1か月平均)(被保護者調査 第5表・令和6年度確定値):
・1956年度:19.7‰(1,775,970人)
・1963年度:18.1‰(1,744,639人)
・1975年度:12.1‰(1,349,230人)
・1984年度:12.2‰(1,469,457人)
・1995年度:7.0‰(882,229人)=最も低い
・2000年度:8.4‰(1,072,241人)
・2008年度:12.5‰(1,592,620人)
・2009年度:13.8‰(1,763,572人)
・2011年度:16.2‰(2,067,244人)
・2014年度:17.0‰(2,165,895人)=人数が最も多い
・2019年度:16.4‰(2,073,117人)
・2020年度:16.3‰(2,052,114人)
・2024年度:16.2‰(2,008,061人)
参考:社人研の整理では、1952年度は23.8‰(2,042,550人)。
【背景】
・この表は1956年度からで、それより前の年は国立社会保障・人口問題研究所(社人研)が「生活保護の動向」から引いた数字を載せている。
・2008年度から2011年度にかけて人数が約47万人増えた(このサイトでの計算)。この時期は世界金融危機(2007〜2008年度)のあとにあたる(厚生労働省の医療扶助の資料も、この後に被保護者が増えたと説明している)。
【注意】
・保護率は「1か月平均の被保護実人員÷人口」。国勢調査の年は国勢調査人口を使っている。
・2011年度以前は「福祉行政報告例」、2012年度以降は「被保護者調査」の数字。
・‰(パーミル)は千分率。16.2‰は1.62%と同じ。
【出典】
・令和6年度被保護者調査 月次調査 確定値 第5表 被保護実人員数及び保護率(人口千対)(厚生労働省・e-Stat・2026年3月4日公開)https://www.e-stat.go.jp/stat-search/file-download?statInfId=000040417860&fileKind=0
・「生活保護」に関する公的統計データ一覧 16 被保護実人員・保護率の年次推移(国立社会保障・人口問題研究所・2021年3月30日最終更新)https://www.ipss.go.jp/s-info/j/seiho/seiho.asp
・医療扶助・健康管理支援等に関する検討会(第5回)参考資料3(厚生労働省・2026年5月15日)https://www.mhlw.go.jp/content/12002000/001700435.pdf
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