生活保護しらべ生活保護の調べもん 日本と世界を比べて考える

言葉を空白で区切ると、そのどちらも含むものだけが出ます(例:外国人 最高裁)。
1語だけでも探せます(例:扶養照会)。

← 自治体の運用一覧へ戻る

No.86新着 鈴鹿市が申請者の財布の中身を1円単位で確認(2025年8月報道)、9月8日から自己申告に変更

三重県鈴鹿市は少なくとも5年以上前から、生活保護の申請者に財布の現金を箱に出させ1円単位で確認していた。2025年8月の報道を受けて9月4日に見直しを発表し、8日から自己申告に変えた。市長は17日の会見で謝罪した。

𝕏 でポストする

資料の日付
2025年9月17日
分野
自治体の運用
立場
賛否のある論点
タグ
水際作戦
地域
日本(鈴鹿市)
資料の種類
報道
テーマ
申請時の手持金の確認

本文と出典

【要点】 ・三重県鈴鹿市は、生活保護を申請する人に財布の中の所持金を箱に出させ、1円単位で確認していた。5年以上前から続いていたと報じられた(東海テレビ・2025年9月1日)。 ・市は2025年9月4日、所持金の確認を申請者の自己申告にとどめる方法に改めると発表し(中日新聞・9月6日)、8日から切り替えた。 ・市長は9月17日の定例記者会見で、これまでの対応を謝罪した(共同通信配信・北海道新聞 9月17日)。 【数字・中身】 報道された経緯: ・2025年6月の市議会で、一部の議員が「申請者の尊厳を傷付ける」と指摘した。市は「保護費を正確に算出するために必要」としていた(東海テレビ) ・相談室が空いていないときは、ほかの来庁者と隣り合う窓口カウンターで確認することもあった(中日新聞・社説) ・中日新聞の調べでは、中部地方の少なくとも10市町が同じような措置をとっていた(中日新聞・社説) 国の見解と対応: ・厚労省は、資産の申告を正確に把握するよう自治体に通知しているが、申請者への配慮が必要で、財布の中身まで調べる規定はないとしている(東海テレビ) ・厚労省は2026年3月の会議資料で、申請時の財布の中身の確認が一部の福祉事務所で報道されたことに触れ、手持金を含めて資産を正確に把握することは必要だが、確かめ方は申請者の心情に配慮し、申請権を侵害していると疑われる行為も慎むよう自治体に求めた 【背景】 ・申請時の手持金(現金)は、保護が必要かどうかや保護費の額を決めるときに使う。どこまで、どう確かめるかについて国の細かな定めはなく、福祉事務所ごとにやり方が違っていた。 【論点】 ・正確に把握するために必要だったとする立場(鈴鹿市・見直し前):手持金が基準を超えている場合があるため、保護費を正確に出すのに必要だと説明していた(東海テレビ)。 ・申請をためらわせるおそれがあるとする立場(中日新聞の社説・2025年9月6日):厚労省に財布の中身を調べる規定はなく、財布を見ても資産の全体はわからない、精神的な負担で申請をためらわせると疑われかねない、と指摘した。 ・その後の市の判断:市は自己申告に改め、市長は「われわれも悪かった」と謝罪した(共同通信配信・2025年9月17日)。 【注意】 ・自己申告に変えた後の運用の状況は、今回確かめていない。 ・中部地方の「10市町」は中日新聞の調べで、自治体名は今回確かめていない。 【出典】 ・箱に入れて1円単位で確認…生活保護の申請者に“財布の中の所持金全て出させる”対応 鈴鹿市で5年以上前から続く(東海テレビ・2025年9月1日)https://www.tokai-tv.com/tokainews/article_20250901_42167 ・社説 生活保護の申請 過剰な「確認」は改めよ(中日新聞・2025年9月6日)https://www.chunichi.co.jp/article/1128119 ・財布の中身確認巡り市長が謝罪 三重県鈴鹿市、生活保護申請時(共同通信配信・北海道新聞・2025年9月17日)https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1212669/ ・令和7年度 社会・援護局関係主管課長会議資料(資料3)(厚生労働省・2026年3月)https://www.mhlw.go.jp/content/12201000/001671241.pdf 【動画】 ・箱に入れて1円単位で確認…生活保護の申請者に“財布の中の所持金全て出させる”対応 鈴鹿市で5年以上前から続く(東海テレビ ニュースONE)https://www.youtube.com/watch?v=s3LXr28wyMc

関連動画

情報・意見(0件)

情報や意見を書くにはログインが要ります(読むだけならログインは要りません)。