No.67新着 国籍による貧困リスクの差(EU・2025年):自国民13.9%、他のEU国籍21.5%、EU域外の国籍37.8%
EU統計局(Eurostat)のデータで、18歳以上の貧困リスク率は2025年にEU全体で自国民13.9%、ほかのEU国籍の人21.5%、EU域外の国籍の人37.8%。EU域外の国籍の人はオランダ49.6%、スペイン44.6%、オーストリア44.0%、フランス43.2%。
本文と出典
【要点】
・Eurostatは、EU統一の所得・生活状況調査(EU-SILC)から、国籍のグループごとに「貧困リスク率」(社会給付を受けた後の所得が国の中央値の60%に届かない人の割合)を出している。
・2025年のEU全体(18歳以上)は、自国民13.9%、ほかのEU加盟国の国籍の人21.5%、EU域外の国籍の人37.8%。
・EU域外の国籍の人の値は国によって違い、オランダ49.6%、スペイン44.6%、オーストリア44.0%、フランス43.2%、ドイツ36.4%に対し、アイルランド23.0%、ポルトガル26.1%。
【数字・中身】
貧困リスク率(18歳以上・2025年・%):自国民/ほかのEU国籍/EU域外の国籍
・EU全体:13.9/21.5/37.8
・ドイツ:13.7/20.3/36.4
・フランス:12.8/14.8/43.2
・イタリア:16.3/30.6/36.4
・スペイン:14.3/28.5/44.6
・オランダ:12.1/17.8/49.6
・スウェーデン:12.4/29.5/38.9
・オーストリア:10.1/24.3/44.0
・ベルギー:8.5/17.6/28.3
・デンマーク:11.5/17.6/29.5
・フィンランド:12.9/19.2/28.9
・アイルランド:10.4/17.0/23.0
・ポルトガル:14.6/13.0/26.1
EU全体の推移(EU域外の国籍):
・2023年36.5 → 2024年35.2 → 2025年37.8
【背景】
・貧困リスク率は、年金・手当などの社会給付を受けた後の所得で計算している。国籍による差には、就労の状況・世帯の人数・滞在年数・給付の受給条件など、いろいろな要因が重なると考えられる。
【注意】
・国籍で分けた数字で、生まれた国(移民の背景)で分けた数字とは違う。帰化した人は「自国民」に入る。
・国によっては外国籍の人の標本が少なく、年ごとの値の振れが大きい(例:スウェーデンのほかのEU国籍は2024年16.3%、2025年29.5%)。
・EU域内の比較で、日本の値はこのデータにない。データの取得は2026年10月(Eurostat、2026年10月7日更新)。
【原文】
・At-risk-of-poverty rate by group of citizenship (population aged 18 and over)(Eurostat, ilc_li31・2026-10-07更新)https://ec.europa.eu/eurostat/databrowser/view/ilc_li31/default/table
【出典】
・At-risk-of-poverty rate by group of citizenship(Eurostat API・2026年10月取得)https://ec.europa.eu/eurostat/api/dissemination/statistics/1.0/data/ilc_li31?format=JSON&lang=EN&age=Y_GE18&sex=T&unit=PC&sinceTimePeriod=2023
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