No.62新着 高齢者の所得の貧困率と収入の内訳(OECD「図表でみる年金2025」):日本は66歳以上の20.0%、女性22.8%
OECDの「図表でみる年金2025」のデータで、66歳以上の所得の貧困率は日本20.0%、OECD平均14.8%。日本の高齢者の収入は公的給付が50.0%、働いて得た収入が40.0%で、OECD平均(55.9%・27.0%)より働く収入の比重が大きい。
本文と出典
【要点】
・OECDは「図表でみる年金(Pensions at a Glance)2025」で、66歳以上の人のうち所得が国の中央値の半分に届かない人の割合を国ごとに出している。
・日本は20.0%で、OECD平均の14.8%を上回る。韓国39.7%、米国22.9%、オーストラリア22.6%も高い。フランス6.1%、オランダ4.6%、フィンランド4.8%は低い。
・日本は女性22.8%・男性16.6%、76歳以上は24.1%と、女性と高い年齢層で高い。
・日本の高齢者の収入の内訳は、公的給付50.0%、働いて得た収入40.0%、資産からの収入8.0%、企業年金など2.0%。
【数字・中身】
66歳以上の所得の貧困率(%・中央値の50%基準・データ上の最新年の2022年の欄):
・韓国39.7、米国22.9、オーストラリア22.6、日本20.0、スペイン13.1、ドイツ12.6、イタリア12.0、カナダ10.1、スウェーデン7.3、フランス6.1、デンマーク5.0、フィンランド4.8、オランダ4.6、OECD平均14.8
男女別(66歳以上):
・日本 女性22.8・男性16.6、OECD平均 女性16.9・男性11.7
年齢別:
・66〜75歳 日本16.2・OECD平均13.1、76歳以上 日本24.1・OECD平均17.2
66歳以上の総所得の内訳(%):
・日本:公的給付50.0、働いた収入40.0、資産収入8.0、企業年金など2.0
・OECD平均:55.9、27.0、10.0、7.1
・韓国:29.1、49.9、21.0、0
・ドイツ:66.1、20.1、10.0、3.9
・フランス:78.1、6.9、15.0、0
・英国:42.5、14.8、12.9、29.7
・米国:38.3、33.2、23.2、5.4
【背景】
・公的年金の水準や、企業年金・個人年金がどれだけ広がっているかで、高齢者の収入の内訳と貧困率は国ごとに大きく違う。
・日本は高齢になっても働いて得る収入の比重が大きい。
【注意】
・データベースでは日本の値が2018年・2020年・2022年の欄で同じで、元の調査年が表示上の年と違う可能性がある。
・所得の貧困率は持ち家や貯蓄などの資産を考えていない。
・データの取得は2026年10月(OECDの統計データベース「Income and poverty of older people」)。
【原文】
・Pensions at a Glance 2025(OECD・2025年11月)https://www.oecd.org/en/publications/pensions-at-a-glance-2025_e40274c1-en.html
・Income and poverty of older people(OECD, DSD_PAG@DF_IPOP)https://sdmx.oecd.org/public/rest/data/OECD.ELS.SPD,DSD_PAG@DF_IPOP,/all
【出典】
・Income and poverty of older people(OECD 統計データベース・2026年10月取得)https://sdmx.oecd.org/public/rest/data/OECD.ELS.SPD,DSD_PAG@DF_IPOP,/all
情報・意見(0件)
情報や意見を書くにはログインが要ります(読むだけならログインは要りません)。