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No.54新着 年金の将来水準(2024年財政検証):基礎年金部分の所得代替率は36.2%から最も低いケースで25.5%へ

厚労省の2024年財政検証で、モデル世帯の年金の所得代替率は2024年度61.2%(うち基礎年金36.2%)。過去30年の経済が続く前提では2057年度に50.4%となり、基礎年金部分は25.5%まで下がる見通し。

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資料の日付
2024年7月3日
分野
将来推計・財政
立場
事実・データ
タグ
年金との比較高齢者数字で見る
地域
日本
資料の種類
公的資料
テーマ
年金の将来見通し

本文と出典

【要点】 ・厚生労働省は2024年7月3日の社会保障審議会年金部会で、5年に一度の「財政検証」の結果を公表した。 ・年金の給付水準を示す所得代替率(夫婦の年金÷現役男子の平均手取り)は2024年度61.2%で、うち基礎年金(夫婦2人分)が36.2%、厚生年金の報酬比例部分が25.0%。 ・過去30年と同じ程度の経済が続く「過去30年投影ケース」では、給付水準の調整が終わる2057年度に所得代替率50.4%。基礎年金部分は25.5%まで下がる。 【数字・中身】 所得代替率の見通し(給付水準の調整終了後・人口は中位推計・厚生労働省): ・2024年度:61.2%(比例25.0%、基礎36.2%) ・成長型経済移行・継続ケース(実質賃金上昇率1.5%):57.6%(2037年度)。比例25.0%(調整なし)、基礎32.6% ・過去30年投影ケース(実質賃金上昇率0.5%):50.4%(2057年度)。比例24.9%(2026年度)、基礎25.5%(2057年度) ・1人当たりゼロ成長ケース(実質賃金上昇率0.1%):機械的に給付水準の調整を続けると、国民年金は2059年度に積立金がなくなり完全な賦課方式に移り、その後に保険料と国庫負担でまかなえる給付水準は所得代替率37〜33%程度 2024年度のモデル年金(月額): ・夫婦の基礎年金13.4万円、夫の厚生年金9.2万円、現役男子の平均手取り37.0万円 【背景】 ・所得代替率は「専業主婦の妻と会社員の夫」というモデル世帯の指標で、単身者や国民年金だけの人の水準そのものではない。 ・基礎年金の水準が下がると、年金だけでは最低生活費に届かない高齢者が増え、生活保護との関係が論点になると考えられる(基礎年金と生活扶助の比較の記事を参照)。 【注意】 ・推計は経済・人口の前提で大きく変わる。どのケースが実現するかは分からない。 ・財政検証では、被用者保険の適用拡大などの制度改正を仮定した「オプション試算」も示されている。 【出典】 ・令和6(2024)年財政検証結果の概要(第16回社会保障審議会年金部会 資料1・2024年7月3日)https://www.mhlw.go.jp/content/12401000/001270562.pdf ・第16回社会保障審議会年金部会(厚生労働省)https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/nenkin_2024070.html 【動画】 ・公的年金の将来の給付水準は…5年に一度の「財政検証」結果を公表 厚労省(2024年7月3日)(ANNnewsCH)https://www.youtube.com/watch?v=GA8qCbkSDKA

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