No.48新着 フィンランドの生計援助(toimeentulotuki):単身の基礎部分を月578.43ユーロに引き下げ(2026年3月)
フィンランドは2026年3月、生計援助の基礎部分を成人で2〜3%下げ、単身は596.30ユーロから578.43ユーロになった。働いた収入の控除150ユーロもなくした。2025年は25万7千世帯が受給した。
本文と出典
【要点】
・フィンランドの生計援助(toimeentulotuki)の基本部分は、社会保険庁(Kela)が支給する。
・2026年3月1日から、成人の基礎部分(perusosa)が2〜3%引き下げられ、単身は月596.30ユーロから578.43ユーロになった(Kela)。
・同時に、働いた収入から1人150ユーロを差し引く控除がなくなり、2026年2月からは基礎部分を減らせる場合も広がった。
【数字・中身】
基礎部分(月額・2026年3月1日〜12月31日・Kela 2026年9月26日更新):
・単身578.43ユーロ、ひとり親665.19ユーロ、同居の18歳以上497.45ユーロ、親と同居の18歳以上422.25ユーロ
・子ども(10〜17歳の第1子)417.63ユーロ、(10歳未満の第1子)375.98ユーロ
・単身578.43ユーロは約102,579円(1ユーロ=177.34円・欧州中央銀行の参照レート2026年10月9日・このサイトでの計算)
基礎部分を減らす場合:
・ほかの給付の申請や、フルタイムの求職登録をしない場合:50%減(単身289.22ユーロ)
・失業給付の支給停止期間などに伴い:20%または40%減(単身462.74・347.06ユーロ)
受給の状況(Kela・2026年2月10日):
・2025年に基本の生計援助を受けた世帯:25万7千(成人約27万8千人、子ども約8万8千人)
・うち働いた収入がある世帯:約4万4千
・3か月以上続けて、ほかの給付も働いた収入もなかった働く年齢の人:約4万9千人(多くは若い単身の男性)
【背景】
・Kelaは、基礎部分の引き下げは主に収入のない人に、控除の廃止は主に働いている受給者に影響するとしている。働く成人2人の世帯では、控除の廃止で月最大300ユーロ支給が減る場合がある(Kela)。
【日本との違い】
・フィンランドは国の社会保険庁が基本部分を支給する。日本は福祉事務所(自治体)が保護を決める。日本の生活保護には勤労控除が残っている(勤労控除の記事を参照)。
【注意】
・基礎部分は支給額を計算するための一部で、実際の支給額は世帯の収入や支出によって違う。
【原文】
・Toimeentulotuen perusosan määrä(Kela・päivitetty 26.9.2026)https://www.kela.fi/toimeentulotuki-perusosan-maara
・Toimeentulotuen tiukennukset vaikuttavat etenkin 49 000 tulottomaan(Kela・10.2.2026)https://www.kela.fi/ajankohtaista/toimeentulotuen-tiukennukset-vaikuttavat-etenkin-49-000-tulottomaan
【出典】
・Toimeentulotuen perusosan määrä(フィンランド社会保険庁 Kela・2026年9月26日更新)https://www.kela.fi/toimeentulotuki-perusosan-maara
・Toimeentulotuen tiukennukset vaikuttavat etenkin 49 000 tulottomaan(Kela・2026年2月10日)https://www.kela.fi/ajankohtaista/toimeentulotuen-tiukennukset-vaikuttavat-etenkin-49-000-tulottomaan
・Euro foreign exchange reference rates(欧州中央銀行・2026年10月9日)https://www.ecb.europa.eu/stats/policy_and_exchange_rates/euro_reference_exchange_rates/html/index.en.html
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