No.30新着 英国の「公的資金に頼れない(NRPF)」条件:多くの一時滞在の移民はユニバーサル・クレジットなどを受けられない
英国では多くの一時滞在の移民に「公的資金に頼れない(NRPF)」という在留条件が付き、ユニバーサル・クレジットや住宅手当などを受けられない。難民などは受けられ、永住許可を得ると多くの人が対象になる。
本文と出典
【要点】
・英国内務省(UK Visas and Immigration)のガイダンスによると、「公的資金に頼れない(No recourse to public funds)」は、在留許可に付く条件で、「公的資金」とされる給付を受けられなくする。
・この条件は多くの一時滞在の移民と、合法な在留資格のない人に適用される。
・難民や保護対象者などは、要件を満たせば受けられる。多くの移民は永住許可(無期限在留許可)を得ると対象になる。
【数字・中身】
「公的資金」に当たる主な給付(2025年4月9日更新・第21版):
・ユニバーサル・クレジット、年金クレジット、個人自立給付(PIP)、介護者手当、住宅手当、児童手当、公営住宅・ホームレス支援、カウンシル税の減額 など
「公的資金」に当たらないもの:
・保険料にもとづく給付や法定の給付(国家年金、法定傷病手当、出産手当など)、国民保健サービス(NHS)の治療
条件を外す手続き:
・家族・私生活などの在留ルートの人は、生活に困窮しているか困窮のおそれがある場合、子どもの福祉が上回る場合などに、条件の解除を申請できる
【ほかの国では】
・日本では、活動に制限のない永住者・定住者などに限って、行政措置として生活保護に準じた保護を行っている(在留資格の記事を参照)。
【注意】
・ここでは制度の枠組みだけをまとめた。対象者の数や受給の状況は今回確かめていない。
・スコットランド独自の給付も一部が公的資金に含まれる。
【原文】
・Public funds (accessible)(UK Visas and Immigration, Home Office・2025-04-09 更新)https://www.gov.uk/government/publications/public-funds/public-funds-accessible
【出典】
・Public funds (accessible)(英国内務省 UK Visas and Immigration・2025年4月9日更新)https://www.gov.uk/government/publications/public-funds/public-funds-accessible
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